「安倍内閣」(12/23 夜、12/26 昼)

そして、こちらはなちケメ共演の舞台。23日に続いて見に行ってきました。


公演後には、矢口さんプロデュースの「しゃぶしゃぶ温野菜 六本木店」に行きました。
http://www.onyasai.com/project/index.html
「しゃぶしゃぶ温野菜」自体が初めてなので、他店とどう違うのかは分かりませんが(汗)、なかなか雰囲気が良くて、しゃぶしゃぶも美味しかったです。


舞台、しゃぶしゃぶとお付き合いいただいた塩さん、お疲れさまでした&ありがとうございました♪



以下、舞台の感想です。

全体の感想

一言で言うと、「設定に無理があり過ぎる」ストーリーだと思います。当選したばかりの一年生議員がいきなり総理大臣になるというのはいくらなんでも・・・。せめて初当選から10年位の時間経過は必要なのではないかと思いました。


という根本的な部分を問題にしてしまうとそこで話が終わってしまうので(汗爆)、この作品はあまり深く考えずに肩の力を抜いてみる作品だという見方で感想を書いていきたいと思います。


今回の作品は「ハートフルコメディー」ということで、安倍ナツミ(安倍なつみ)が幽霊となって現れた亡き夫裕次郎風間トオル)とともに総理大臣を目指す話です。それと同時に、裕次郎と前妻との間にできた娘千夏(久住小春)とナツミとの関係にも焦点を当てた話になっています。


安倍内閣」というタイトルの通りナツミが総理大臣になって、ナツミに全く心を開かなかった千春が心を開くようになるという結末は、はっきり言って話を見なくても分かります(笑) だからこそ、もう少しメリハリというか、意外性というか、話の展開の中で見ている側にハッと思わせる部分があればよかったかなと思います。今回の話の中にはコメディー的要素もちりばめられていたので、もっとコメディーの方向に話を振るという選択肢もあったかもしれません。


ということで、ストーリーとしては単純だけど???な作品でしたが、コメディーの部分はそこそこ面白い作品だったと思います。ナツミのおとぼけな部分、ナツミと幽霊である裕次郎と第三者(鯉沼俊也(井田國彦)や本橋美幸(保田圭)など)との会話、鯉沼が驚いた時の動きなど、笑える部分がたくさんあったと思います。

なちケメ推しとしての感想

今回の圭ちゃんは、本橋美幸というナツミの秘書の役でした。元財務省の官僚で、ナツミが総理大臣になるのを邪魔する側の役柄でしたが、なちケメファンとしては圭ちゃんの冷たい役柄となっちのおとぼけな役柄の対比が面白かったです。


なっちに関しては、今回の台本が当て書き*1であることは間違いないでしょうが、普段のなっちのイメージに近かったと思います。最近の舞台ではいろいろな役に挑戦しているので、普段のイメージに近い役柄に対して逆に新鮮な感じを受けました。


圭ちゃんに関しては、発声や舞台での佇まいが今回の役者の中で一番舞台役者らしかったと思います。圭ちゃんがソロで舞台に立ち始めた頃には、発声の部分に物足りなさを感じていました。ソロで20作以上の舞台を経験しての成長が、今このような形ではっきりと見えたことがとても嬉しかったです。

その他

久住さん演じる千夏は、ずっとナツミに心を開かないままなのですが、最後の最後にようやく笑顔を見せて心を開くという役柄でした。だから、今回の久住さんの見せどころは、最後の笑顔を見せるシーン以外には無いと思います。
1回目に舞台を見た時、このシーンでの笑顔が唐突に感じられて、「えっ、これでもう終わり?」と感じました。2回目はストーリーが分かった上で見ていること、後ろの席だったので細かい表情まで良く見えないということもあって、1回目よりは演技として良くは見えたのですが。
久住さんがこの先舞台女優の方向にも目を向けるのであれば、こういった一つ一つの場面での細かい見せ方、表現の部分を意識しながらスキルアップしていって欲しいなと思います。


最後に、この前買った「安倍ちゃんまんじゅう」を食べてみた感想ですが、何のことはない普通のまんじゅうでした。←当たり前(爆)

*1:あらかじめ決まっている役者に合わせて台本を書くこと。