くるるん。さんの文を読んだ時、すぐに思い出したことがあります。
それは、私が3月に行ったカジュアルディナーショーのこと。
http://d.hatena.ne.jp/omoide22/20060304#1141497369
「安倍なつみの歌」を聴きに行ったつもりが、実際聴いて来たのは
「『2006/03/04』の安倍なつみ」だった。
これが今回のディナーショーに行って感じた一番の感想です。
それに対してくるるん。さんのなっちフランツを見た感想。
「安倍なつみは見たく無い!」
『安倍なつみの演じる、フランツ王子が見たいんですよ!』
今日の公演を見て一番感じた琴を書いてみました。
何だか似てる気がしませんか?
3月にも書いたのですが、「安倍なつみ」という人の場合、「安倍なつみ」としての
精神状態が作品(曲、芝居の役柄)の世界観に勝ってしまうところがあると感じています。
この特徴が良く出る場合もあれば悪く出る場合もあるので、それを頭に入れておかないと
「あれっ?」と思うことが出てくるのだと思います。
また、これは何となくそう思うだけなのですが、「安倍なつみ」という表現者を
無理に作品(曲、芝居の役柄)の世界観に押し込めてしまうと、逆に本来持って
いる魅力を潰してしまいそうな気がします。
だから、今ではなっちの歌やお芝居を見る時に、まずその日の精神状態を
見る(感じる)ようにしています。そうすればその日の歌やお芝居が大体
どんな感じになるか想像できますから。
あと、今回であれば
安倍なつみの演じる「フランツ王子」
ではなく
フランツ王子を演じる「安倍なつみ」
を見に行くという意識を最初から持って見に行っています。
そうすれば多少グダグダでも許せますから(笑)
最後に、なっちの舞台に関しては生で見たのが今回が初めてなので、
これから何回か舞台を見た後で新たに思うことが出てくるかもしれない
ということを蛇足ながら付け加えておきます。