演劇女子部 S/mileage's JUKEBOX-MUSICAL「SMILE FANTASY!」(10/12 1回目、2回目)

ということで、昨日見に行ったスマイレージの舞台の感想を。今日で全公演終了しましたが、一応隠しておきます。



内容の感想

純粋な舞台作品としては、正直言って評価不能。なぜならば・・・、「スマイレージのメンバーが自分自身を演じるというメタフィクション的な作品」を、自分がスマイレージのファンで、スマイレージについてやこの作品の制作過程についてある程度知識がある状態で見ているからです。
ただ、この作品がスマイレージのことを多少なりとも知っている人たちに向けた作品だと捉えれば、そこをあまり考える必要は無いのかもしれません。


ということで、以下、スマイレージの1ファンとしての感想です。


スマイレージのファンとしてはとても面白い作品でした。作品で使用する楽曲の指定があって、悩んだ結果今回のような内容*1になったそうですが、そういう意味での一番の感想は「よく考えたな」ということです。メンバー一人一人の恋バナを楽曲の歌詞を基に構成するという、まるで苦労の末完成したパズルのような脚本は、見ている人を唸らせたのではないかと思います。


でも、正直自分は今回使われた楽曲の歌詞をほとんど覚えていません*2(汗) メロディーは大体覚えているのですが・・・。ということで、歌詞が分かっている人はセリフの段階で曲名がピンと来たのでしょうが、歌詞が分からない自分はこの舞台から連想して歌詞を覚えることになりそうです(笑)


また、スマイレージは3期メンバーの追加とグループ名改名の発表を行いましたが、今回の舞台のストーリーはそれを知らずに作成されたものです。内容に込められたメッセージは、そういったことには左右されない普遍的なものだと思います。でも、それがこの時期に上演されるということはとても偶然とは思えず、今がスマイレージとしての時代の移り変わりの瞬間だということを意識させられました。


歌のシーンや会話のシーンでの細かいネタは、挙げていったらきりがないし覚えきれてもいないので省略します(汗) とりあえず「フリル部」「『郷です!』→しばし沈黙の後失笑(爆)」とだけ書いておいて、後から見返したときに覚えているかのテスト(笑)


中西さんがソロで「ヤッタルチャン」を歌いましたが、舞台の男役のような歌い方が印象的でした。「LILIUM」でキャメリア(男役)を演じたことが生きているのかな?


あと、劇中の歌の部分(最後の曲「か〜てぃんこ〜るんるん」を除く)での声援等はNGという案内が事前にありましたが、何公演か様子を見て、手拍子はしてよいということに変えたそうです。でも、手拍子をすると歌詞を聴く部分がおろそかになってしまうので、その塩梅が難しかったです。

クローズアップ竹内

パンフレットの楽曲解説で、「自転車チリリン」の内容に興味深い点が二つありました。一つは、竹内さん自身がこの曲を希望していたということ。こういう部分がタケちゃんの“乙女な部分”なんですかね(笑)


もう一つは余談の部分。これについてはまたの機会に。

その他

1回目だけFC先行でチケットを手に入れたらなんと最前。6月の「LILIUM」に続いての最前だったのでチケットを受け取った時はビックリしました。メンバーはよく見えましたが、最後に映像がスクリーンに映し出されるときは近過ぎて見づらかったです(笑)
あと、劇中はメンバーがギリギリ(段が低くなっているところ)まで前に出てくることはありませんでしたが、最後の曲でメンバーが段の下まで出てきて、本当に目の前で歌っている状態でした。


1回目はアフタートークショーがあり、そこで「自転車チリリン」で使っている小道具の雑誌の表紙がマネージャーだという話がありましたが、それは開演前に聞きたかった・・・。もっとも、マネージャーの顔を知らないので見ても仕方がない気もしますが(笑)
ちなみに、アフタートークショーは和田さん、中西さん、田村さんの3人。「何かしゃべらないといけない」ということで、時間が来るまで思いついたことをしゃべり続けるコーナーになっていました(笑) いろいろ舞台の裏話をしていましたが、話が尽きてきたら小道具の話になったり、田村さんが段のところの電飾を指差して「今話題のLEDです。」とか(笑)


2回目はどうしようかと迷いつつも当日券で入りました。後ろから2列目で後ろには人がいない状態だったので、最後の曲で思いっきりタオルを回したら、意外と隣の人の背が高くて焦りました(汗)(多分問題は無かったと思いますが。) でも、タオルを回しているときは、それに気を取られて歌をあまり聴いていないという・・・(爆)

*1:スマイレージがパジャマパーティーで恋バナに花を咲かせるというだけのなに気ない一日」を描く(パンフレットの楽曲解説より抜粋)

*2:ヤッタルチャン」は除く。