「ステーシーズ 少女再殺歌劇」(6/7)

道重さん以外のモーニング娘。のメンバーが出演している今回の舞台、圭ちゃんが初日(6/6)の公演を見に行ったとのこと。河相我聞さん等、以前共演した方が出演していた関係かな?

http://ameblo.jp/kei-yasuda/entry-11271350978.html
http://www.gekipro.com/blog/stacy/?p=529


生田さんは少し焦ったとのことですが、自分も少し焦りました(笑爆)


(以下、ネタバレ)







内容の感想

この作品ができた背景を考えると、あまり細かいことを考えない方が良いのかもしれませんが、以下、この作品を純粋に「物語」として捉えた感想です。


話の内容は分かりやすかったのですが、主題についてはピンと来ないという感覚がありました。ステーシー化する少女とその少女が大切にする人との関係・感情を描いた部分が主題になることは分かったのですが、どういう視点でこの物語を捉えればよいのかといった部分がはっきり見えないまま終わった感じです。
その辺りについては、後でパンフレットを読んで自分なりに考えたのですが、状況設定の問題なのかなと思います。

  • 神様の気まぐれでステーシー化する少女が決まる。
  • 少女の親族や恋人といった、再殺の権利が与えられた人以外にはステーシーを再殺することができない。
  • 再殺権のある人かロメロ再殺部隊以外の人間が再殺を行うと厳しく罰せられる。


最後の「厳しく罰せられる」の部分、舞台を見た時に「何故人間が法律で決めているのかな?」と考えて、再殺者が親族や恋人に限定される必然性が見えにくくなったのだと思います。この部分は「親族や恋人(または再殺部隊)以外はステーシーを再殺することができない」とした方が、再殺される側とする側の心の動きに焦点を向けさせることができたのではないかと思います。あと、「再殺の権利」についてですが、この場合「権利」ではなく「義務」とした方が良かったのではないかと思います。


自分がこの舞台を見る機会は今回だけですが、このような状況設定に焼き直してもう一度見れば、この話の主題について見えてくる部分がきっとあるのではないかと思います。

娘。の演技についての感想

明らかに「1(田中さん)+8(9期、10期)」という構成でした。


田中さんは流石に経験があるのでまずまずの演技をしていたと思います。歌う場面も多くありましたが、安心して見られました。


9期と10期に関しては、まだまだ経験が浅いので多くは期待できないと思いますが、彼女たちが今できる表現を見ることができたと思います。配役はそれぞれのキャラクターに合わせて決められたのだと思いますが、8人の中で今回一番印象に残ったのは生田さん(玉代)かな?


今回の演技についてはこんな感想ですが、田中さんを含めて9人とも伸びる余地は十二分にあると思います。なんだかんだ言っても自分にとっては圭ちゃんが一つの基準になるので、今の娘。のメンバーにとっては厳しい評価になるかもしれませんが、演技に対する意識も含めた個々のメンバーの役者としての成長を長い目で見ていきたいと思います。

クローズアップ鞘師

演技については上に書いた通りなので、ここでは演技以外のことについて。


劇中に鞘師さん(モモ)がメインで歌う曲がありました。まだ娘。コンでは歌ったことが無いタイプのバラード(?)。一回聴いただけなので曲のイメージしか頭に残っていませんが、今の鞘師さんの歌としてこの曲を聴けて良かったと思います。
ただ、「歌が良かった」とは今は言いません。(「ダメ」という訳でもないです。念のため。)鞘師さんの歌手としての成長をこれからも楽しみにしていきたいと思います。


今回はダンスのシーンが多くありましたが、手の上げ方など、微妙に他のメンバーとずれている部分がある気がしました。その辺り、鞘師さんは独特のリズムというか、魅せ方を持っているのかな?

その他

ドリューに関して言いたいことが一つあるのですが、ここには書きません(何)