そろそろ花粉症のシーズンということで、小雨が降る中、マスクから漏れる息で眼鏡を曇らせながら行ってきました（泣笑）
終演後、基本的にはいつもアンケートを書くことにしています。私はいつも書くのが遅いのですが（汗）、今回は係員に退出を促されつつ書いたのでまともな文章になっていたか心配です（泣）
そんな感じで何とかアンケートを書いて、会場の入口を出て帰り支度をしていたら、ちょうど圭ちゃんが（ホール入口の側にある）楽屋入口から出てきたのでちょっとびっくりしました（笑）
ということで、以下、舞台の感想（ネタバレあり）です。
全体の感想
見る前はチョコレートガールズとアズキガールズのライバル関係をメインにした話かと思っていたので、開演前の影ナレーションや前半の話が冗長だなと感じました。
アズキガールズが結成された時点でほとんど話は終わっていましたね。それ以降のストーリーはあって無いようなものだったと思います。チョコレートガールズとアズキガールズの対決とか、話に何の関係もないですし。
あと、アズキガールズを結成することがこの話の目的なので、別にそのきっかけは地上げでも何でもいいんですよね？
・・・とかいったことは決して考えてはいけない舞台だった、というのが全体的な感想です（爆）
ということで、純粋にバラエティー番組のコントを見るようなノリで楽しめたと思います（笑） 笑いの部分は、アニメ系（声優系？）のお約束のようなもの*1が分からないので、「何でここで爆笑するんだろう？」という箇所か多々ありましたが、笑える箇所もたくさんありました。「ラブレボパンチ」やICレコーダーから流れる「およげ！たいやきくん」*2のシーンでしっかりと笑ってしまうところは圭ちゃん推し以外の何物でもないですけどね（笑）
あと、劇中にチョコレートガールズとアズキガールズの歌がありましたが、それを見て「ユルい」と感じてしまった自分は何かがずれてるかもしれません（爆）
そして、東子（保田圭）と春奈（下川みくに）のデュエットで「モーニングコーヒー」を歌うシーンがありました。自分の席の位置（真ん中近くの列の右端）の関係なのか下川さんの歌のリズムが微妙に後ろにずれている気がしたのですが、珍しい組み合わせでの「モーニングコーヒー」を聴けて良かったなと感じました。
圭ちゃん推しとしての感想
今回の舞台で、圭ちゃんは前作で誕生したアイドルグループ「チョコレートガールズ」4姉妹のライバル「アズキガールズ」4姉妹の長女としてキャスティングされました。
この他にも何人かキャストがいる訳ですが、実際に中心となってストーリーを回しているのは小石川（石井真）と東子の二人です。チョコレートケーキ屋の小石川とたいやき屋の東子。この二人のやり取りにアズキガールズのメンバーが絡む形で話が進んでいきます。
こういう構図ってどこかで見たような・・・、と考えてふと思い出したのが「新宿の女」。4年前に圭ちゃんが出演した舞台です。
http://d.hatena.ne.jp/omoide22/20070203（その時の感想）
「新宿の女」での圭ちゃんは話の中心になっている役者に絡む側だったのですが、今回はその逆でした。この4年間で女優として成長した圭ちゃんが、話の中心となる“役者”としてキャスティングされたことに対して、圭ちゃんのファンとしてとても嬉しく思います。
また、今回は圭ちゃんの役柄として多いしっかり者系（？）でありながらも、今までとは違った面も見せていたのではないかと思います。前回の「安倍内閣」の時も思ったのですが、最近、舞台役者としての風格を強く感じるようになりました。
タイトルの「シマる女」というのは、10年以上前につんく♂さんが書いた「LOVE論」という本で圭ちゃんについて触れた節のタイトルです。確か「その場にいるとグループ全体が引き締まる」という意味だったと思いますが、今回の舞台でも、まさにその「シマる女」ぶりを発揮していました。
アズキガールズという“アイドル”を演じながらも、“役者”として話の中心になる。今回の東子という役は、圭ちゃんにしか演じられない役柄だったのではないかと思います。
