ドリームダン 第5回公演「僕に似合いの身体」(保田圭出演)(7/25 2回目)

千秋楽の公演に行ってきました。


今回は、感想は簡単に。(今日で終了していますが、一応隠しておきます。)


以下、あまりいいことは書いてません(汗)









シナリオを考えた人は面白いだろう。そのシナリオを見て、ああだこうだ言いながら舞台を作り上げた人たちは面白いだろう。そうやって出来た舞台を見て、その舞台の雰囲気に入り込めた人たちは面白いだろう。でも、自分にとっては面白くなかった。


これが正直な感想です。


私が舞台を見るとき、たいていの場合はまず「脚本家・演出家がその作品を通して何を主張したいのか」を捉えようとしています。だから、時にはその主張が理解できなくて感想を書くときに悩むこともあります。
しかし、今回の脚本には最初から意図されたテーマというものはありません。(という内容が、作・演出 川原万季さんの言葉として会場でもらったチラシに書かれていました。)今回は、「何が言いたいのか分からない」のではなく、「言いたいことが元々無い」のです。ということで、悪く言えば「場当たり的」に作られた作品だと思って一歩引いて見てしまい、シリアスな場面でいきなり笑いを取る部分が入って来ても面白く感じなくなってしまいました。
あとは、事前にクライマックスのネタバレを見てしまった(ネタバレ回避の意識が希薄だった)点を含め、今回は自分の意識が舞台の方に向いていなかったことも、舞台を楽しめなかった一因として挙げられるかもしれません。


その他、印象に残った点としては、普通は映像で行うような最初のタイトル表示を人が動くことで行っていた点(一人だけ全く動かない人がいたりして(笑))が面白かったです。圭ちゃんについては、(圭ちゃんが演じる)磯野渚が海賊に付いて航海に出る直前の表情が印象的でした。(ただ、ここが事前にネタバレをしてしまった部分で、それが分かっていたから注目して見ていたのですが。)