今回のツアーは七夕に続いて2回目ということ(と忙しくてあまり感想を書いている時間が無いということ)で、今回のコンサートで感じたことを簡単に書いていきたいと思います。
(以下、ネタばれ)
スペシャル編成
8/1(東京厚生)と8/8(河口湖)はバンドがスペシャル編成になるということで、前回との違いが感じられる部分がかなりありました。
具体的には、キーボード(バンマス)和田さん、ギター徳武さん、バイオリン都留さんのノーマル編成で始まり、「森へ帰ろう」からベース六川さんが、衣装替え後の「くちびるで止めて」からパーカッションAsamiさん、ドラム濱田さん、サックス後藤さんが加わるといった編成。
http://www.abe-natsumi.com/blog/?p=294
「やんなっちゃう」では、ベースの音が加わって厚みが増した感じがしたところがとても印象に残りました。逆に、「息を重ねましょう」は前回印象に残ったアコーディオンの音がベースで消されてしまっていたのがちょっと残念でした。(今回の方が原曲本来の形には近いと思うので、前回のアレンジとは別物だという捉え方もできますが。)
後半は一気に3人増えて賑やかになりましたね(笑) Asamiさんがコーラスに加わって、「さよならさえ言えぬまま」辺りは結構聴きごたえがありました。
雑感
●「息を重ねましょう」
個人的にはレゲエ調のリズムがこの曲の生命線だと思っているので、手拍子は不要だと思うのですが・・・。
●なっちのテンション
後半のなっちのテンションの上がり具合は半端じゃなかったですね(笑) あそこまでハイテンションだと、逆にこっちが「どうすればいいのか・・・。」と思ってしまいます(汗)
●前の方の観客と後ろの方の観客
自分は結構前の方にいましたが、曲中に時折後ろからのみ聞こえてくるコールに、いつもなっちコンに足を運んでいる観客と、たまに訪れる観客の違いを感じました。こういったことからも、なっちコンが過渡期にあるということがよく感じられますね。
前半すごくいい雰囲気で曲の雰囲気に浸っていたら、サビの部分で「んっ、何でここでみんなの手が上がるんだ?」と。それはもちろんみんながサビの振りマネをしているからなのですが、今回の自分は「そんな動きをするなんてもったいないな。しっかりと聴いていたいな。」という気持ちでした。
ここがヘンだよなっちコン
ここまでに書いた中にも、個人的には「ヘン?」と思うことがありますが、それらは現在のなっちコン(あるいはなっち自身)の特色という面もあるかと思います。
ただ、この一点だけは確実に「ヘンだ」と思いました。
●「恋にジェラシー申し上げます」
現在のなっちの持ち歌の中で、盛り上がる曲のレパートリーが少ないことは重々承知していますが、敢えて言わせてください。
この曲でジャンプさせてみたり、サビで「オイ!オイ!オイ!オイ!」と言わせる発想は5年前の発想では?
この曲でのなっちからの煽りが半端でなかったのですが、個人的には今回のなっちコンにおけるこの曲での盛り上げ方は、これまでなっちコンが歩んできた道に逆行するものであると思います。
この曲が久しぶりに聴けたことは良かったですし、一緒になってジャンプしたり「オイ!オイ!オイ!オイ!」と言っていたのは事実ですが、それと同時に「何かが違う」と感じたこともまた事実です。
最後に
今回の感想、あまりいいことを書いていない気が・・・(汗)
感想だけを読むと、今回のコンサートはあまり良いものではなかったように見えるかもしれませんが(汗)、実際にはとても楽しいコンサートでした。
音楽を楽しむこと、コンサートについていろいろと感じること、そしてコンサートに参加することを通して安倍なつみという歌手の軌跡を辿ること。今回もこれらのことがしっかりと感じ取れる良いコンサートだったと思います。