“保田圭&1期メンバー カジュアルディナーショー三部作”の総括

今日で圭ちゃん&なっちCDSの全日程が終了したということで、今回は、“三部作”を通して感じたことをいくつか書きたいと思います。


なお、各回のレポートはこちらです。


保田圭中澤裕子 カジュアルディナーショー(5/12 夜)
http://d.hatena.ne.jp/omoide22/20070513


保田圭飯田圭織 カジュアルディナーショー(6/9)
http://d.hatena.ne.jp/omoide22/20070609


保田圭安倍なつみ カジュアルディナーショー(6/24 昼)
http://d.hatena.ne.jp/omoide22/20070624
http://d.hatena.ne.jp/omoide22/20070625
http://d.hatena.ne.jp/omoide22/20070626


セットリスト

なっちとの回の感想で書いたのですが、圭ちゃんのCDSは平均するとカバー曲とハロプロ関連が半分ずつぐらいという感覚でいます。もう少し言うと、カバーの方が若干多く、カバー曲では何が聴けるか分からない、という感覚です。そこで、今回の“三部作”のカバー曲とハロプロ曲の割合を見てみると、以下の通りとなります。

       (カバー:ハロー)
保田・中澤   6 : 5
保田・飯田   4 : 6 (娘。メドレー(全6曲)は全体で1曲とする)
保田・安倍   0 :11


ということで、個人的な「圭ちゃんのCDS」のイメージに一番近かったのが、裕ちゃんとの回です。


では、かおりんとの回となっちとの回で最初どう思ったか。ぶっちゃけ「新しい曲を覚えている余裕が無いんだな」と思いました。


かおりんとの回ではカバー曲は4曲(おのおののソロ曲を含むので圭ちゃんが歌ったのは3曲)だったのですが、その1曲が「天城越え」だと分かった時にそう思いました。(「天城越え」は矢口さん&圭ちゃんCDS(2006/10/29)で歌われました。「天城越え」を歌ったことに関しては、圭ちゃんの歌が前回より良くなっているのを感じることができて、とても良かったのですが。)
なっちとの回では、「全てモーニング娘。の曲」と聞いた瞬間にそう思いました。


そして、その原因として考えられることは単純で、


5/12〜5/13 圭ちゃん&裕ちゃんCDS
5/23〜5/29 楊貴妃漢方薬(大阪公演)
6/02〜6/03 稲村ケメ子バスツアー
6/09〜6/10 圭ちゃん&かおりんCDS
6/11〜6/15 楊貴妃漢方薬(東京公演)
6/16〜6/17 圭ちゃん&なっちCDS(東京公演)


のような圭ちゃんのスケジュールを考えれば明らかなことだろうと思いました。しかし、そのことがかえって普段ではなかなかお目にかかれない、ある意味“奇跡的”なセットリストを生むことになったのかな、と思います。



と、こんなことを思うのは私が圭ちゃん推しで、CDS等でよく圭ちゃんの歌を聴いているからなのかもしれません。また、1期メン推しの方にとっても、1期メンソロ曲(持ち歌)が無くて残念な部分もあったかもしれません。
しかし、“三部作”の全ての回において、私を含めて多くの方が好意的な感想を持った(「普段のCDSとは違ったセットリストで楽しかった。」「懐かしい娘。の曲が聴けて良かった。」「たまにはこういうのもアリだと思う。」など)ようなので、結果としては大成功のセットリストだったのではないかと思います。


ショーの構成

今回、つくづく感じたことがあります。


保田圭」という人は真面目な人だな、と。


今回の“三部作”のコンセプトは、今年でモーニング娘。誕生10周年ということで、「二人(圭ちゃんと1期メン)の生まれてから今まで、そしてモーニング娘。時代を振り返る」というものでした。


始めは“三部作”を通して同じ曲。「モーニングコーヒー」のサックス演奏と「僕らが生きるMY ASIA」。「モーニングコーヒー」を二人で歌うのではなくサックス演奏にしたところには、圭ちゃんなりの想いがあったのかもしれません。


そして、その後の展開。

裕ちゃんとの回では、二人が生まれてからモーニング娘。時代までを年代順に。
かおりんとの回では、娘。加入当時の流行曲→「おもいで」→二人の思い出の曲→娘。の曲。
なっちとの回では、「ワガママ」話、「せんこう花火」「男友達」の織り込み方。


このような、ショーの流れの至る所で圭ちゃんの実直さを強く感じました。


本人が楽しむことにより観客を楽しませる、という「“エンターテイナー”保田圭」としての部分も感じましたが、それ以上に「“人間”保田圭」の部分を多く感じた気がします。


衣装

圭ちゃんの実直さ、それを感じさせたもう一つのものが「衣装の色」です。

保田・中澤  保田:薄黄色(シャンパンゴールドに黄色の花柄)、中澤:白地に黄色の花柄
保田・飯田  保田:ピンク(バラ色、単色)、飯田:白(帯は金と黒の斑模様)
保田・安倍  保田:水色(単色、手に黒の花)、安倍:白(肩の部分とスカートの先は黒)

↑あまり説明が上手くないですが(汗)


かおりんとの回の衣装を見て、「なっちとの回は水色だな」と思いました(笑)


今までのCDSでは、(赤・青、青・黄というように)二人で三原色の二つを使うことが多かったので、裕ちゃんとの回の衣装を見た時に「いつもと色の合わせ方が違って珍しいな」と思いました。ただ、この時はそれだけだったのですが、かおりんとの回の衣装を見て、「なるほど!」と。衣装の選び方にも“三部作”ということが意識されていたんですよね。


最後に

「聴かせる」より「楽しませる」という意識が普段のCDSより強いように感じた今回の“三部作”。自分にとっても「楽しかった」という印象がとても強く残っています。そして、個人的にかなり頑張って“三部作”全てを見たことにより、「楽しい」だけではない、より深い部分についていろいろと感じることができました。全てのイベントに参加する訳にはいかない中、こうやって一連の流れとして行われるイベントの全てに参加できたことは、とても幸せなことであると感じています。


「ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。」圭ちゃんには何度そう言っても言い足りない気持ちです。