安倍なつみ コンサートツアー2007春 25〜ヴァンサンク〜(4/14、4/29夜)

このツアーの初回(4/14 松戸)と昨日(4/29夜 中野)の2回見てきました。


会場でお会いした皆さん、お疲れ様でした♪
おそらくほぼ全員、次は5/6にSSAでお会いすることになるのでしょうか(笑)



(以下ネタバレ)



セットリストは↓を参照してください。
http://centuryland.jp/cbbs/cbbs.cgi?mode=al2&namber=6996&rev=&no=2


松戸と中野、“最初”と“真ん中”

最初は中野だけの予定でしたが、いろいろな意味で松戸にも行っておいて良かった
と思いました。


●ファミリー席でじっくり歌を聴けたこと

松戸では2階左サイドのファミリー席でした。今回のコンサートは全曲生演奏
ということで、周りがすごく静かな環境でじっくりと歌を聴ける機会ができて
良かったと思います。


中野は一般席だったので、どういうスタンスで聴こうか少し悩んだ上、後半だけ
盛り上がるといった感じでした(笑)


●音響が松戸のほうが良かったこと

中野では、特に最初の方で音響の悪さを感じたので、そういった意味でも松戸に
行って良かったです。


●ツアーの“最初”の雰囲気を味わえたこと

最初の公演の最初の曲「25〜ヴァンサンク〜」が終わった時の会場からの大きな
拍手に、今回の公演に対する期待感が表れていたのかな、と思いました。
あと、演者も観客も探り探りな部分があって面白かったです。


今回は“最初”と“真ん中”の2回でしたが、いつか“最後”にも行ってみたいな
と思います。


曲別の感想

●だって 生きてかなくちゃ

曲が始まる前にステージの横から風が吹いてきて、衣装が風になびく演出が印象的
でした。


●たからもの

なっちバージョンもすごく良かったです(笑)


あと、中野で「『千って実はなっちなんじゃないの?』とよく言われます」という
MCの時、なっちが自分で笑ってしまってぐだぐだだったのが面白かったです(笑)


でも、そんな冗談抜きにこの曲を聴けて良かったと思います。個人的には、こういう
タイプの曲が“安倍なつみ”という歌手の持ち味が一番出る曲調なのではないかと
思います。


●片想い、自転車に乗って

日替わりの部分は2回ともこの組み合わせでした。こういったカバー曲を入れてくる
ところが何かディナーショーっぽいですが(笑)、個人的にはこれからも続けて欲しい
と思います。


あと、できれば「大空と大地の中で」を歌うのを聴いてみたかったです。
てっきりこの曲は夕張のイベント限定だと思っていました。


●晴れ 雨 のち スキ

松戸では何とかPPPHが大きくならずに踏みとどまっているという感じで、この先
どうなるかと心配していましたが、中野ではPPPHは起きなくて安心しました。


●月色の光

松戸で私の座った位置からだとなっちに後光が差しているように見えていた
のですが、あの光は正面から見ると月の薄明かりだったんですね(笑)


●恋した女の子どすえ

キーが上がっていましたね。ファーストコンサートの頃から低音がきつそうだった
ので妥当な変更だとは思いますが、キーを上げた分、曲調が軽くなっている感じが
しました。


●愛しき人

ライブの最後というテンションが高揚した状態で歌っているためか、やけに清々しい
曲になっているな、という印象を持ちました。


それはそれで有りだと思うのですが、今度はCDの歌の雰囲気に沿ってこの曲を歌う
のを聴いてみたいです。


22歳の私

生で聴くのは久々ですごく嬉しかったのですが、松戸では派手に歌詞を飛ばして
しまいました(泣)


そういった意味でも、中野では新曲に変わってしまったのが残念です。
ひょっとして、という予感はありましたが。


Too far away 〜女のこころ〜

22歳の私」に代わって、中野からこの曲になりました。


いかにも谷村新司さんの曲、という曲調なのですが、この先10年、20年と歌手を続けて
いくことを考えた時、とてもいい曲を与えられたのではないかと思いました。


全体的な感想

●生演奏

アレンジで曲調が変わっている曲もあり、生演奏の醍醐味を感じることができました。
また、曲の途中でテンポのぶれを感じる場面があって、かえって生演奏であることを
実感できました。


●コンサートとディナーショーとの棲み分け

生演奏ということでついつい曲と演奏を聴こうとしてしまうのですが、ディナーショー
との棲み分けを考えると、コンサートでは盛り上がるところでは盛り上がった方がいい
のかな? と変に悩んでしまいました。最初の方で「中野は(中略)後半だけ盛り上がる
といった感じでした」と書いたのにはそんな理由があります。


あと、アルバム「25〜ヴァンサンク〜」の曲では静かに聴いていたのが、古い曲に
なった途端に条件反射的に盛り上がったり、なっちがクラップを要求しているのに
応じてクラップしていたと思ったらサビの部分だけ振りマネになったりするところ
には、正直ついていけませんでした(汗)


●なっちコンが育っていく物語

今年の念頭に「なっちに期待すること」として

なっちに関しては「2007年の『安倍なつみ』のスタイル」が
どんな形で表れてくるのかに期待したいと思います。


あと、そろそろコンサートのセットリストが
「“なっちコン盛り上げ3点セット*1”→腕組んで帰りたい」
の流れから脱却してくれるといいかな〜、と思っています(汗爆)


(*1) あなた色、恋のテレフォンGOAL、恋愛戦隊シツレンジャー


http://d.hatena.ne.jp/omoide22/20070101


と書いたのですが、今回のアルバムとコンサートで「2007年の『安倍なつみ』の
スタイル」を感じることができました。
「3点セット→腕組んで帰りたい」の流れからも脱却していますし(笑)


あと、観客の側でも、「晴れ 雨 のち スキ」でPPPHが起きなかったことなど、
「なっちの歌を聴こう」という意識が以前より上がっている感じがしました。


ということで、今回のコンサートでは、ファーストコンサートからの流れ、コンサート
ツアーとしての流れで、ほんの一端ではありますが「なっちコンが育っていく物語」
を感じることができたと思います。